仮想通貨(暗号通貨)の価値はどうやって決まるのか?
仮想通貨(暗号通貨)の特徴の1つとして
通貨発行数量が始めから決まっていることです。
ほとんどの仮想通貨(暗号通貨)に共通していえます。
現在の法定通貨のように
中央銀行がお金を発行して増やすなんてことは
できません。
後から発行することができないため、
『金』(ゴールド)みたいなイメージです。
世界中のゴールドを採掘しつくした時に
欲しい人がいたとすれば、
その時は
ゴールドを持っている誰かから
買うしかありません。
仮想通貨(暗号通貨)も同じで
元々の通貨発行数量が決まっているので、
欲しい人が増えれば増えるほど価値が上がり
欲しい人が少ないほど価値は下がります。
ちなみに
Bitcoin(ビットコイン)の通貨総量は
プログラムによって、
2,100万Bitcoin(ビットコイン)まで
と決まっています。
上記グラフのとおり、
約4年ごとに発行数量が半減していくように
発行スピードも決められています。
Bitcoin(ビットコイン)の半減期といいます。
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『Bitcoin(ビットコイン)の半減期』
半減期とは、
Bitcoin(ビットコイン)のマイニング作業(採掘)の
報酬が半減するタイミングのことです。
最初のBitcoin(ビットコイン)半減期は
2012年11月29日で、
採掘報酬は50BTCから25BTCに半減しました。
2回目のBitcoin(ビットコイン)半減期は
2016年7月10日で、
採掘報酬は25BTCから12.5BTCに半減しました。
このように約4年ごとに発行数量が半減していくように
最初からプログラミングされています。
なぜこのような仕組みになっているのか?
それは
発行数量のスピードを徐々に半減していくことによって、
Bitcoin(ビットコイン)の価格(価値)を上げる要素、
価格上昇を期待しているということです。
また
短期間で発行数量がドーンと
増えてしまうとインフレになってしまい、
Bitcoin(ビットコイン)の価値が急落してしまうので
そのような混乱を回避するためでもあります。
Bitcoin(ビットコイン)が年間を通して
変わらない需要があるにも関わらず、
供給のスピードが半減していくと
当然ながら新たな需要と供給のバランスが
生まれるまでは価格が上昇する事が
単純な経済論理から推測できる。
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マイニング(採掘)によって
新規に発行されるBitcoin(ビットコイン)ですが、
最初は大体10分おきのマイニングにより発行され50Bitcoin(ビットコイン)から始まり
4年後には25Bitcoin(ビットコイン)、
さらに
4年後には12.5Bitcoin(ビットコイン)と
半減していきます。
そこから計算すると
2140年に2,100万Bitcoin(ビットコイン)に
達することになります。
2140年以降は新たにBitcoin(ビットコイン)は
誕生しないということです。
上限があることから、
Bitcoin(ビットコイン)は金とよく似ていると
言われる所以の一つでもあります。